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LIFESTYLE 21

北欧の暮らしをお手本に、寒い冬でも、素敵に楽しいおうち時間を

暗くて寒い北欧の冬。それでも人々は家の中でゆったりと、自分らしい生活を送り、楽しく過ごしていると言います。そこで、スウェーデン出身のモデル・写真家であるNathalie Cantacuzinoさんに、現地の冬のライフスタイルについて聞きました。

家の中で楽しく過ごす
北欧の冬のライフスタイル

北欧の冬は寒くて暗いという特徴があります。スウェーデンの首都・ストックホルムでは、12月の気温は1℃~-4℃ぐらい。日照時間は極端に短く、朝起きて通勤・通学する時間になってもまだ真っ暗です。10時ぐらいにようやく明るくなるのですが、それも束の間。15時ごろから暗くなっていきます。

このような厳しい気候のため、冬場はあまり外に出かけず、家にいる時間が長くなるもの。自分の趣味を楽しんだり、家族でボードゲームをして遊んだり、家の中の生活を大切にします。毎日の食事づくりもその一つで、それぞれの家庭に大きなオーブンやワッフルメーカーなど、しっかりとした調理機器が揃っています。パンは生地から手作り、ハーブやスプラウトは自ら栽培するなど、じっくりと丁寧に、楽しみながら料理。仲間を招いてホームパーティーを開くことも多いです。

おうち時間を素敵に快適に
インテリアにもこだわりを

家で過ごす時間が長い上、人を招く機会も多いとなると、それぞれの家庭で心地よい空間づくりにもこだわりが。1日のほとんどが暗いため、内装やインテリアは黒やグレーというより、比較的明るい色味のものが選ばれます。間接照明も好まれますし、少しでも光を求めて、星の形のライトを飾ることも。窓際に置くことで、外から見ても明るく、街にぬくもりを演出します。

また、料理と同じくインテリアも手作りで。オレンジにクローブを入れて部屋に吊るせば、簡単にできて香しい、天然の芳香剤として楽しめます。さらに、スウェーデンには誰でも自由に森に立ち入って、葉や枝、山菜、キノコ、果実などを採取して良いという制度があります。そのためクリスマスが近づくと、リースやツリーのオーナメント、北欧の伝統的なモビールであるヒンメリなどの材料を山で拾い集め、自宅で手作りして飾るのも楽しみの一つです。

このように、スウェーデン人は、自然の恵みを生かしながら、自分好みのものやオリジナリティ溢れるものを手作り。そうして家の中を、自分らしく素敵に快適に彩り、そこでゆったりと過ごすことを楽しんでいます。

独特のムードが高まる
北欧の伝統的なクリスマス

スウェーデンのクリスマスというと、色々と伝統的な風習があります。特徴的なのはアドベント。キリスト教において、キリストの降誕を待ち望む期間とされ、クリスマスの4つ前の日曜日からアドベントが始まります。

この期間を楽しむアイテムとして各家庭で用意されるのが、「アドベントキャンドル」。これはロウソクを4本並んで立てたもので、期間中の第1日曜日に1本目のロウソクを灯し、第2日曜日には2本目、第3日曜日には3本目…と、日曜日ごとに1本ずつ火を灯すロウソクが増えていくことで、クリスマスが近づくことを実感しながらムードを高めます。

同じく楽しみなのが、「アドベントカレンダー」。12月1日からクリスマス当日までの24日間をカウントダウンする、期間限定の特別なカレンダーです。紙製だったり布製だったり、素材も様々なカレンダーに1日1個のポケットや扉などがついていて、毎日一つずつ開けると中には小さなお菓子やプレゼントが。1日ずつ指折り数えるように開けていくことで、クリスマスへの期待が日に日に膨らんでいきます。

そして、12月13日は「ルシア祭」。キリスト教の聖人、光の象徴であるルシアに扮した少女が先頭に立ったルシア行列が歌を歌いながら、教会や学校などを訪れます。皆真っ白な衣装に身を包み、ルシア役は頭にロウソクを立てた冠をかぶり、続くお付き役たちも手にロウソクを持って練り歩くことで、暗い街に光がもたらされるのです。
また、「ルシア祭」の時期になると、街のパン屋には「ルシアパン」と呼ばれる菓子パンが登場。サフランを使った黄金色のパンで、こちらもルシア行列と同様、生活の中に明るい彩を添えるものとして親しまれています。

そして迎えるクリスマス当日。多くのスウェーデン人は、自宅で家族と一緒にクリスマスを祝います。プレゼントを贈り、温かな食卓を囲み、家族団らんの一日を過ごすのです。そして大半の人々はそのまま大晦日まで休暇にし、家の中で家族と過ごしたり、実家に帰省したり、別荘に行ったり。ゆったりと年末を過ごします。


いかがでしたか? 今年は、暗くて寒い冬も工夫して楽しく快適に過ごす、北欧のライフスタイルを参考に、いつもとは違う素敵な冬のおうち時間&クリスマスを過ごしましょう。

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PROFILE

Nathalie Cantacuzino

ストックホルム出身の写真家と食愛好家。