スーパーでの買い物前に意識したいこと
まずは、日常的に訪れるスーパーでの買い物について。店を訪れる前に準備したいこと、買い物を始める前に意識したいことをご紹介します。
ショッピングリストをつくる
出かける前に買うべきものをリストにまとめ、無駄な買いすぎを防ぎましょう。食べきれない量を買って最終的にゴミにしてしまうともったいないだけではなく、処分のために天然資源や埋め立て地が余計に消費されますし、温室効果ガスを排出して大気汚染につながります。カートではなくカゴを使う
ショッピングカートを使うとラクに買い物ができますが、その分ついつい買いすぎてしまうことはありませんか? 少量の買い物であればあえてカゴを使うことで、必然的に手に持てる量しか買わないため、余計なついで買いを防ぐことができます。使用済トレーを回収ボックスへ
スーパーの出入り口付近によく見られる、使用済み食品トレーの回収ボックス。ここで回収されたトレーは一旦原料に戻され、また新たなトレーとして生まれ変わります。簡単に参加できるリサイクル活動の一環として、ぜひ活用しましょう。商品を選ぶ際に意識したいこと
続いては、スーパーで商品を選ぶ際に意識したいことをご紹介。普段無意識に行っていることも、この機会に見直してみましょう。
賞味期限の短いものから選ぶ
食料品を買う際に気になる賞味期限。つい期限が長いものを選びたくなりがちですが、本当に必要な選択か、一度立ち止まって考えてみましょう。すぐに食べるもの、期限内に十分食べきれるものであれば、賞味期限の短いものから選ぶことが、フードロス削減につながります。地元産のものを選ぶ
地元産のものを地元で消費する地産地消も、サスティナブルへの第一歩。輸送費コストの削減や、地元の経済活性化、雇用促進にもつながり、豊かな経済循環を生み出します。野菜や果物はバラ売りのものを選ぶ
野菜や果物はビニール袋やラップなどで包装されたものではなく、そのまま積まれたバラ売りのものを選びましょう。余計なビニール包装を避けることが、プラスチックゴミの削減につながります。詰め替え用や紙パッケージを選ぶ
買い足しの際、詰め替え用があればそちらを選びましょう。容器を繰り返し使うことで、ゴミの削減につながります。また、紙製パッケージの商品を積極的に選ぶのも、プラスチックゴミを減らすことにつながる良い取り組みです。各種マークを理解して選ぶ
商品のパッケージには、リサイクルや分別のためにさまざまなマークが付いています。例えば、プラ・アルミ・スチールなどのリサイクル識別表示マーク、環境負荷が少ないと認められた商品のエコマーク、古紙を再利用した商品のグリーンマークなど。こうしたマークの意味を理解して、地球にやさしい商品を積極的に選ぶようにしましょう。服や雑貨などの購入時に意識したいこと
最後に、服や雑貨などを買う際に意識したいことについて。食料品とは違って長く使えるものだからこそ、気をつけたいポイントをご紹介します。
服は着る回数を考える
服は長い目で見てあまり着る機会のないようなスタイルやデザインのアイテムを購入すると、数回しか着用せずに捨ててしまうことになりかねません。 なるべく何度も着られるようなスタイル、デザイン、素材のものを選んで、大切に着続けましょう。シンプルなアイテムを選ぶ
服も雑貨も、シンプルなものを選ぶというのも一つの手。凝ったデザインのものは飽きてしまう可能性がありますが、シンプルなデザインのものは気分や流行に捉われませんし、他のアイテムとも組み合わせやすく、長く愛用できます。その場しのぎの買い物をやめる
よく吟味しなかったり、お目当て通りの商品ではなかったりしても、「とりあえず」で購入したことはありませんか? そういったアイテムは、結局使わなくなってしまうもの。買い物の際にはよく考えて、本当に必要なものを購入しましょう。
食料品、服、雑貨など、日常の買い物だけ見ても、手軽に取り組めることがこんなにたくさん。ぜひ今日から、自分にできることから始めてみませんか?