冷えタイプのセルフチェック
自律神経タイプ
- 疲れやすい
- 腹痛が多い
- 寝つきが悪い
- 頭痛が多い
鉄分不足タイプ
- 顔色が悪い
- 食事が偏っている
- とにかく眠い
- イライラすることが多い
運動不足タイプ
- あさ起きるのがつらい
- 下痢、便秘をしやすい
- 目のしたのクマが取れない
- 立ちくらみが多い
タイプ別の対処方法
からだを冷えから守るには、からだをあたためることや、生活リズムや食生活の見直し、運動などさまざまですが、今回は体をあたためる効果があるといわれるお茶をご紹介します。
自律神経タイプの冷え性
自律神経バランスが乱れ、血行が悪くなっているタイプの冷えには、原因となるストレスを貯めないように、ハーブティーなどのお茶を摂取してリラックスするのがおすすめです。
あたたかいカモミールティーを摂取することで心身の緊張がほぐれれば、冷え予防も期待できます。ただし、妊娠中は摂取はひかえましょう。
ジャスミンティーの香りには気持ちをおちつかせる効果があるといわれます。香りの好みによって差があるものの、ほのかな香りなら好みでない人も心身ともにリラックスできる傾向があるようです。
鉄分不足タイプの冷え
鉄分不足などが原因で血液中のヘモグロビンが減少すると、酸素が全身のすみずみにゆき届かず手足などの末端が冷えがちに。このタイプの冷えには、鉄分補給や血行を良くするものがおすすめです。
黒豆には強い抗酸化作用をもつポリフェノールが豊富に含まれています。血流改善効果があるので全身に栄養がゆき届くのを助けます。アンチエイジング効果もあると言われてます。豊富な栄養素をしっかり享受するには、煮だした黒豆茶がおすすめです。
ルイボスティーには、100gあたり約10mgの鉄分が含まれ、ノンカフェインでタンニンも少ないので、効率良く鉄分を吸収することができるそうです。 また、茶葉を完全に発酵させたルイボスティーにはポリフェノールが含まれます。お湯で抽出し、ビタミンCを多く含む柑橘類などと一緒に摂取すると、活性酸素消去能が高くなるとのことです。
運動不足タイプの冷え
運動不足のため筋肉が衰えると、体内で熱を産生しづらく冷えやすいからだになります。また静脈の戻りが悪くなることで全身にきちんと血液が循環しづらくなるのも冷えの原因に。このタイプの冷えには、運動はもちろんですが、血行を促進するものの摂取がおすすめです。
生姜は加熱させたり乾燥させたりすることで、辛み成分のシンゲロールがショウガオールという成分に変わります。ショウガオールにはからだの深部をあたためる効果があるので、乾燥させたショウガを紅茶に入れれば、冷え対策が期待できます。生の生姜はからだを冷やすので、スライスし1日天日干しするなどして乾燥させて利用しましょう。
プーアル茶は微生物による発酵を受けた後発酵茶で、コレステロールや脂肪を分解する効果や、余分な水分の排出を促してむくみを解消する効果もあります。発酵度の高いお茶は体を温めてくれるそうです。プーアル茶は生茶と熟茶がありますので、注意してくださいね。
おわりに
このように、冷えは心身の緊張やストレス、血のめぐりなどに大きく関係しています。冷えを改善するには、血流を改善しリラックスした状態にすることが大切です。 こちらで紹介したお茶でからだをあたため、血のめぐりをよくすることで冷えを対策する効果が期待できます。またカモミールティーやジャスミンティーなどの香りもリラックスできます。 植物のもつ力と、現代へ受け継がれてきたお茶の技術で、冷えを対策して健やかなからだで過ごしたいですね。