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SDGs13 気候変動に具体的な対策を

17の項目を掲げたSDGs(持続可能な開発目標)のゴール13は、気候変動と深く関わる地球温暖化を抑止すること。次の世代、そして自然を守るために、ひとりひとりが真剣に考え、すぐに行動すべき課題とされています。

1880年以降、世界の平均地上気温は0.85℃上昇し、この30年間はかつてなく高くなっています。20世紀半ば以降に観測された温暖化の主な要因の9割以上は、自然の変動ではなく人間活動によるもので、このまま上昇が2℃を超えると、人間と自然との共存は限界に達するといわれています。

地球温暖化を招く「温室効果ガス」

大気中の水蒸気や二酸化炭素、メタン、フロンなどの様々な気体は、地表から放射された赤外線(熱)を吸収して保つため、温室効果ガスと呼ばれています。もし温室効果がなかったら表面温度は−19℃になると考えられています。
中でも最も大きな影響を及ぼすのが二酸化炭素(CO2)です。1990年以来50%近く増加した人為的に排出されるCO2が、地球温暖化を加速させているのはまぎれもない事実です。 参照:全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト 参照: 気象庁ホームページ 参照:気象庁ホームページ

日々の生活にも大きく影響する気候変動

温暖化による気候変動は、海面の上昇、洪水や豪雨、大型台風の発生、インフラ機能の停止につながり、食料や水不足による飢餓、熱中症など人命に関わる様々なリスクも高めます。
最近、ニュースなどでよく目にする大規模で長期的な森林火災は、大量の二酸化酸素やメタンを放出し、その大きな原因である地球温暖化がさらに加速するという悪循環も引き起こしています。
このまま非常に高い温室効果ガス排出量が続くと、21世紀末の世界の平均気温は20世紀末に比べ、2.6~4.8℃上昇し、一方で温室効果ガスの大幅な削減を行った場合の上昇は0.3~1.7℃と予測されています。 参照:(IPCC=国連気候変動に関する政府間パネルの報告書による) 参照:気象庁ホームページ

そこで世界共通の目標として、世界の気温上昇を1880年に比べて2℃以下に抑えることが長期的な目標として、また、努力目標として1.5℃以下という数値がCOPのパリ協定で採択されました。
つまり、2℃まで1.15℃、1.5℃まで0.65℃。
世界の国々はもちろん、様々な企業がCO2削減のための取り組みを行っています。
※ 気候変動枠組条約締約国会議(Conference of Parties)の略称

私たち個人はどんなことを気にして生活したらいい?

世界規模の気候変動対策は、国や大企業が負うべき課題で、ひとりの個人ではどうにもならないように感じるかも知れませんが、決してそうではありません。電気やガス、車の利用などで、私たちも毎日CO2を排出しています。
日々の暮らし方、モノの選び方、ライフスタイルの中で、CO2を削減するためにできることはたくさんあります。
たとえば、移動はなるべく徒歩や自転車で。家電はCO2排出量の少ない製品を選ぶ。使わないときは電気を消し、エアコンの温度を控えめに設定する、家族が一緒の部屋で過ごすことでも、電力エネルギー消費を減らすことができます。LED照明に替える。間接的には、海外より国産品を選ぶ、地産池消の食材を買うなども輸送時のCO2を抑えることに繋がります。
もし家を作るなら、輸入木材より日本の木材に、太陽光発電などのクリーンエネルギーを取り入れる、などなど。 衣食住のすべてにおいて、CO2を排出していることに気づき、何をすれば減らせるかを考え実行することが大事です。

BOTANISTの取り組み

BOTANISTは、2019年から、再生PET素材の使用、ラベルの環境対応化を製品の一部の容器からスタートし、段階的にバイオマスPETや紙素材のセット箱などへの置き換えを増やしています。
2025年には、アテンションシールを紙に、販促用ツールなども環境に配慮した、よりCO2排出を削減する素材を使用し、2030年には、容器や箱、梱包材などすべてに環境負担の少ないプラスティック素材、可能な限り紙素材へ置き換える計画を推進しています。
シャンプーや化粧品はそれ自体、人を健康で美しくするために厳選した原料や配合にこだわって開発を続けているのは当然ですが、その容器や箱が製造や廃棄の過程で地球を汚し気候変動へと繋がって、人間や生き物を脅かすのは、あってはならないことだと考えます。
植物や自然と共存を何より大切にしているBOTANISTは、これからもSDGsへの取り組みを強化していきます。

SUSTAINABLE FOR FUTURE

皆さんも、どうぞ化粧品ひとつを買うときも、洋服やバッグを選ぶときも、地球温暖化のこと、人間や動植物の健やかな未来のことを思って、容器や素材にも目を向けてください。力を合わせて、CO2の削減に取り組んでいくときです。