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HAIRCARE 26

髪のケア方法とは?ダメージの原因や簡単にできる自宅ケアを紹介

「髪型がきれいに決まらない」「ツヤがなくてパサついている」などの髪の悩みを仕方がないものと、あきらめてはいませんか? 髪のダメージが原因で悩みが生じている場合には、適切なヘアケアを続ければ扱いやすい健やかな状態に近づけられます。髪のダメージケアには、正しいステップを日常生活に上手に取り入れることが大切です。髪を健やかに保つ自宅ケアを覚えて、指通りのよいサラサラ髪を目指しましょう。

髪の悩みを引き起こすダメージの原因とは?

私たちの髪は、外側と内側の両方にダメージを受けています。まずは、髪に影響を与える原因について押さえておきましょう。

髪の外側に受けるダメージ

髪は、大きく分けると「キューティクル(毛小皮)」「コルテックス(毛皮質)」「メデュラ(毛ずい質)」という3つの層で構成されています。一番表面を覆っているのがキューティクルの層で、髪の内部を外的環境から保護し、毛髪成分や水分の流出を防いでいます。 外側から受けるダメージの原因としては主に、ドライヤーやヘアアイロンによる「熱」、紫外線やエアコンによる「乾燥」、パーマやカラーリングに使用する「薬剤」があげられます。これらの影響でキューティクルが破損すると、パサつきや指通りの悪さを感じるようになります。髪にツヤがなくなるのは、破損したキューティクルが光をきれいに反射できなくなるからです。
髪の内側に受けるダメージ キューティクルの内側にあり、髪内部の大部分を占めるのが、コルテックスという層です。コルテックスに含まれるタンパク質や水分の量で髪の柔らかさや太さが決まります。 外的刺激によってキューティクルが破損すると、コルテックスからタンパク質と水分が流出してしまい、髪にハリやコシがなくなります。その結果、髪型が崩れやすくなってしまうのです。ほかにも、偏った食生活や睡眠不足が健やかな髪を育む毛母細胞の栄養不足や活動低下を招く場合もあります。 髪の悩みを引き起こすダメージについては、以下でも詳しく解説しています。
髪のダメージを簡単ステップで自宅ケアしましょう

髪のダメージがどのように起きているのかを理解すると、自分の今の髪に必要なケアを意識しやすくなります。ちょっとしたダメージケアを始めるだけで、指通りのよいサラサラ髪に近づく第一歩になります。ここからは、ライフスタイルに取り入れやすい、髪のダメージケア方法を紹介しましょう。どれも簡単に実行できるので、毎日の習慣にしてくださいね。

STEP1

入浴前のダメージケア

髪はぬれると絡みやすくなるので、入浴前に目の粗いブラシやくしを使って、もつれをといておきましょう。髪がもつれたままシャンプーをすると、洗うときに無理な力がかかってダメージの原因になります。また、ブラッシングによって、頭皮や髪に付着した汚れを取り除いたり、浮き上がらせたりもできます。髪を無理やり引っ張るブラッシングはキューティクルを傷つけやすいので、ゆっくりと毛先からとかしてくださいね。

ブラッシングのやり方については、こちらで詳しく解説しています。

STEP2

入浴中のダメージケア

シャンプー剤の泡立ちをよくするために、髪と頭皮を十分にぬらして予洗いをします。これは、髪にダメージを与えずに、頭皮をまんべんなく洗うための重要なステップです。 それから、シャンプー剤をしっかり泡立てて毛先や頭皮にのせ、マッサージをするように指の腹を使って洗います。原液のままのシャンプーはすべりが良く、ゴシゴシ洗ってしまいやすい状態です。強く洗えば頭皮や髪のキューティクルに刺激を与えてしまいます。濃密な泡は強い力が加わってしまったときのクッションとなり、ダメージの原因になる摩擦を軽減します。 また、湯船に浸かっている時間を有効活用して、ヘアトリートメントヘアマスクをするのもおすすめです。枝毛や切れ毛などのダメージにアプローチする毛髪補修成分を配合したヘアトリートメント剤が、浴室に充満する蒸気を受けて髪に密着し、内部まで深く浸透します。さらに、キューティクルを整えて、ゴワゴワしていた髪を指通りのよいなめらかな状態に導きます。 ヘアトリートメント剤ヘアマスク は、毎日のヘアケアで必ず使うアイテムではありませんが、定期的に使用するのとしないのとでは、髪の質感に大きな差が出てくるでしょう。

ダメージヘアの補修にも役立つシャンプー剤の選び方については、こちらで詳しく解説しています。

BOTANISTのヘアマスク(ヘアトリートメント剤)は、厳選した毛髪補修成分と保湿成分を配合しており、自宅でヘアダメージを集中補修。日々のヘアケアに取り入れてみてはいかがでしょうか? ボタニカルヘアマスク ダメージケアの詳細はこちらから

STEP3

入浴後のダメージケア

入浴後のぬれた髪は、キューティクルが開いたダメージを受けやすい状態です。手早く乾かしましょう。 ドライヤーの熱に当たる時間を短縮するために、まずはタオルで髪に残っている水分を吸収する「タオルドライ」をします。このときに、ごしごしとこすらないようにしてください。強い摩擦がキューティクルを破損し、健やかな髪を保つタンパク質や水分が流出してしまうことがあるからです。 ドライヤーは、髪の根元や前髪から乾かしはじめ、キューティクルの流れにそって根元から毛先に向かって風を当てます。うろこ状のキューティクルがきれいに整い、髪がつややかに仕上がりますよ。ドライヤーをかけるときは、熱によるダメージを和らげるアウトバストリートメントを塗布するのがおすすめです。

髪の乾かし方については、こちらで詳しく解説しています。

STEP4

日中のダメージケア

朝の身支度や化粧直しのときのヘアスタイリングには、アウトバストリートメントを活用しましょう。水性成分と油性成分が健やかな状態を保ちながら、ダメージを引き起こす熱や乾燥から髪を保護します。ウォータータイプからオイルタイプまで種類が豊富なので、使い心地や仕上がりの質感で自分の髪に合うものを見つけてくださいね。 アウトバストリートメントは、髪の乾燥や指通りの悪さを感じたら、いつでもどこでも手軽に塗布できるので、ダメージケアに大活躍します。紫外線が気になるときは、保湿成分を含んだアウトバストリートメントを選ぶとよいでしょう。

アウトバストリートメントの選び方については、こちらで詳しく解説しています。

髪の2大悩みもダメージケアでもっと扱いやすい質感に

「ツヤのないパサつく髪」と「うねって広がりやすいくせ毛」は、どちらもよく耳にする髪の悩みです。指通りのよいサラサラ髪を目指すなら、ここはなんとかしたいところ。毎日のヘアケアをさらに工夫して、髪のダメージにアプローチするともっと扱いやすくなりますよ。

パサつく髪にお悩みの方はこちらを参考に

髪がパサつくダメージのメカニズムや原因、ツヤのある健やかな髪の大敵「乾燥」の対策について解説しています。 髪の毛がパサパサする原因とは?日常でできるヘアケアでツヤ髪に導こう

くせ毛にお悩みの方はこちらを参考に

自分の髪に当てはまるくせ毛のタイプを知り、まとまりのある「うるツヤ髪」を目指す適切なダメージケアを解説しています。 くせ毛の特徴と原因は?適切なケアで潤いのあるしなやかな髪を目指そう

続けることがなにより大切!自宅ケアで指通りのよいサラサラ髪に近づこう

「サラサラ髪は、サロン帰りの特別なもの」と思い込んでいるのは、とてももったいないことです。ドライヤーの風が熱くないかな? ちょっと乾燥しているかな? そんなふうに自分の髪を気にかけ、髪が心地良い状態を保つだけで、思わず触れたくなるサラサラ髪に近づけますよ。毎日ダメージケアを続ける小さな努力が、きっと理想の髪を手に入れる近道になるでしょう。