BOTANIST Journal 植物と共に生きる。

BOTANIST journal

HAIRCARE 13

ヘアブラシの選び方、使い方で髪のツヤが見違える

ツヤがありしなやかでまとまりのよい髪のために「ブラッシング」はとても効果的。そして髪質や目的に合ったブラシを選んで、正しく使うことが大切です。今回はそんな、ヘアブラシとブラッシングについて解説します。

ブラッシングの効果

皆さんは毎日ブラッシングをしていますか? どんなブラシを使っていますか?
摩擦で髪が傷むからとなるべくブラッシングをしないという人もいるかも知れません。
ですが、髪を梳かすだけでなく、ほこりや汚れを落としたり、頭皮や髪のケアにもブラッシングは有効です。適切なヘアブラシを使って正しくブラッシングを行えば、トリートメントやヘアアオイルに負けず劣らず美しいツヤ髪に導くこともできるのです。

なぜ、ヘアブラシを使う必要があるのか、ブラッシングが髪にいいのか、ポイントをまとめました。

POINT

  • 絡まりやもつれをほどき、傷みや枝毛を防ぐ
  • ほこりや汚れ、フケや抜け毛を取り除く
  • 毛髪にツヤや潤いをもたらす
  • 髪の流れを整え、美しいヘアスタイルをつくる

ヘアブラシの種類と選び方

ヘアブラシにはいろいろな形状があり、くし歯もナイロンや天然毛など材質、太さや長さも様々で、用途に合わせて機能的に設計されています。
使いやすさや髪の美しさのために工夫の凝らされたブラシを、使わない手はありません。どのブラシをどう使えばより効果につながるかを、ぜひ知っておきましょう。

ブラシの種類

ハーフラウンドブラシ
プロから一般の人々まで世界中で使われているポピュラーなブローブラシ。半円の本体からくし歯が放射状についているのが特徴。イギリス、デンマン社がオリジナルとされ、この形状のものは広くデンマンブラシとも呼ばれます。ブラッシング、スタイリングどちらにも使いやすい万能ブラシ。

クッションブラシ
台座部分がクッション仕様で柔らかく、中央が丸く盛り上がっているのが特徴。髪の根本からしっかり梳かしやすく、頭皮にも優しい使い心地。しっかりブラッシングして髪にツヤを出したいときや、キューティクルを整えるときに使いたいタイプ。天然毛を選ぶのがおすすめ。

スケルトンブラシ
くし歯の隙間が広く、髪の毛に負担の少ないブラシです。絡まりやもつれををほぐすときの他、手ぐし風にざっくり梳かしたり、パーマやカールをキープしながら整えたいときに便利。濡れた髪に使ってもキューティクルを傷つけにくいタイプです。

ロールブラシ
360℃全方向にくし歯がついているスタイリング用ブラシ。カールを付けたり、くせ毛を補正したりするのに適しています。しっかりスタイルを付けたいなら歯が細めのもの、太く硬い毛には猪毛やナイロン、細く柔らかい毛には豚毛など、髪質に合ったものを選ぶと効果的に使えます。

バトルブラシ
カヌーのバトルのような形状で、根本部分に空気穴があるのが特徴。ストレスをかけずに頭皮にも適度な刺激を与えて血行を良くし、毛髪のコシ、ツヤがアップするなど、ケア効果にも優れたブラシとして人気が高まっています。ブラシ面が広いので、絡まりを一気にほぐせ、ほこりなども手早く落とせる時短効果も魅力。

ブラシの材質と選び方

ナイロンブラシ
ポピュラーなナイロンブラシは、髪を掴む機能に優れ、梳かしやすいのがメリット。吸水性も高いので、ドライヤーと共に使うときも便利です。もつれをほぐしたり髪を梳かす、シャンプー前にほこりを落とすなど、デイリーのブラッシングにはオールマイティーです。
動物の毛
人間の髪と同じタンパク質が主成分で、油分があり、丁寧にブラッシングすることで髪に自然なツヤを与えてくれます。
豚毛は柔らかく密集していいて、摩擦が少ないので、比較的細く柔らかい髪や、ダメージが気になる人、ツヤ出しケアにおすすめ。猪毛は1本1本がしっかりして弾力があり、櫛通りに優れています。ごわつき絡まりやすい、ふくらんでしまうなどの髪の人にも使いやすいでしょう。
竹など天然木のブラシ
くし歯に竹やオークウッドを使ったブラシは、天然の油分が使うほど髪になじみ、ツヤツヤに導いてくれます。静電気が起きない、濡れた髪や頭皮にもやさしいといったメリットがあります。なのでパドルブラシには、持ち手もくし歯にも木を使ったナチュラルなタイプがよく見られます。ただし防水コーティングなどがされていない場合もあるため、濡れたらすぐ乾かしカビや汚れに特に注意しましょう。

ブラッシングの正しいやり方

梳かす

まず毛先がもつれたり絡まっていたら、その部分にブラシをやさしく通していきます。無理に力をこめず、少しずつブラシを通して丁寧にほぐします。
次に、額やこめかみの生え際から根本から毛先に向かって、髪全体をオールバックに流すようにブラッシング。後頭部の内側などブラシが通りにくく梳かしきれてない部分は、顔を下向きにして襟足から毛先へ向けて前側へブラッシングしましょう。
こうして梳かすことで、ほこりや汚れ、抜け毛などを取り除くことができ髪や頭皮を清潔に保ちます。シャンプー前や寝る前にもぜひやってください。絡まりによる摩擦でダメージが起きるのを防ぐのに効果的。デンマンブラシやバトルブラシが適しています。

ケアする

ツヤやなめらかさのためのブラッシングは、ふつうに髪の根本から毛先へ向かって、髪全体をまんべんなく梳かすのでOK。ブラシの先端(ピン)で頭皮を適度に刺激し、血行促進やマッサージ効果も得られます。頭皮の皮脂が毛先までなじむことで、髪がコーティングされキューティクルが整って、潤いやツヤが生まれます。ブラッシングをしないと皮脂はなかなか毛先まで届きません。ロングヘアの人、毛先がパサパサで枝毛がある人こそ、ブラッシングケアを習慣にしてみて。
前で述べたように、豚毛などの動物毛、天然木のブラシもツヤ出しに効果的。頭皮を傷つけないようにピンが丸くなっているクッションブラシやパドルブラシがおすすめです。

スタイリング

きれいに整ったストレートヘアを作るには、デンマンブラシか太めのロールブラシがぴったり。ブラシで髪を真っ直ぐに伸ばした状態でドライヤーの熱を当てるのがポイントです。
カールをつけるにはブラシを髪に通して回転させるようにするため、細めのロールブラシが便利。毛先をフェイスラインに沿わせたり、外ハネスタイルをつくるのにも活躍します。
髪が細く柔らかい人は豚毛、しっかりスタイルをつけるには、髪を掴みやすく静電気の起きにくい猪毛など、材質もチェックして。動物毛のブラシは、自然なツヤとまとまりのあるスタイリングを叶えてくれます。

毎日のブラッシングで健康的な地肌とツヤのある髪へ
BOTANISTのパドルブラシ

心地よく柔らかなクッション生地と天然木を使用した丸いピン先のブラシで、頭皮を刺激しながら、ブラッシングができ、健康的な地肌と美しい髪へ導きます。大きなブラシ面で一度に多くの髪をホールドできるので時短ケアにも◎。シャンプー前のほこりや汚れ落としで泡立ちもよくなり、朝晩のブラッシングで心地よく頭皮と髪をリフレッシュ。毎日続けることで、毛先までツヤのある髪へと変わります

HOW TO USE

STEP1

上から下へブラッシング

上から下へブラッシング ブラシの柄を持ち、髪のもつれをほぐすように頭皮から髪の毛先へ向かって梳かす。特にもつれている部分は毛先から少しずつほぐしてから、髪と頭皮全体を適度な力でブラッシング。

STEP2

頭皮を下から上へほぐす

生え際から頭頂部に向かってブラシを動かす。頭皮全体をほぐすようにブラシを当てる。

STEP3

側頭部をプッシュ

ブラシの面部分を持って、耳周りの頭皮をプッシュ。左右とも気持ち良く感じる程度にブラシに圧力をかけてプッシュ。空気が抜ける音がするのが適度な力加減です。

STEP4

前髪の生え際から後頭部に向かってプッシュ

ブラシの面部分をもって、前上も生え際から後頭部に向かって頭皮を押すようにします。

STEP5

頭皮全体を軽やかに刺激

ブラシの柄を持ち、頭皮全体をトントンと優しく叩いて仕上げ。