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髪の悩みを引き起こすダメージの原因とは?
私たちの髪は、外側と内側の両方にダメージを受けています。まずは、髪に影響を与える原因について押さえておきましょう。
髪の外側に受けるダメージ
髪は、大きく分けると「キューティクル(毛小皮)」「コルテックス(毛皮質)」「メデュラ(毛ずい質)」という3つの層で構成されています。一番表面を覆っているのがキューティクルの層で、髪の内部を外的環境から保護し、毛髪成分や水分の流出を防いでいます。 外側から受けるダメージの原因としては主に、ドライヤーやヘアアイロンによる「熱」、紫外線やエアコンによる「乾燥」、パーマやカラーリングに使用する「薬剤」があげられます。これらの影響でキューティクルが破損すると、パサつきや指通りの悪さを感じるようになります。髪にツヤがなくなるのは、破損したキューティクルが光をきれいに反射できなくなるからです。髪のダメージがどのように起きているのかを理解すると、自分の今の髪に必要なケアを意識しやすくなります。ちょっとしたダメージケアを始めるだけで、指通りのよいサラサラ髪に近づく第一歩になります。ここからは、ライフスタイルに取り入れやすい、髪のダメージケア方法を紹介しましょう。どれも簡単に実行できるので、毎日の習慣にしてくださいね。
入浴前のダメージケア
髪はぬれると絡みやすくなるので、入浴前に目の粗いブラシやくしを使って、もつれをといておきましょう。髪がもつれたままシャンプーをすると、洗うときに無理な力がかかってダメージの原因になります。また、ブラッシングによって、頭皮や髪に付着した汚れを取り除いたり、浮き上がらせたりもできます。髪を無理やり引っ張るブラッシングはキューティクルを傷つけやすいので、ゆっくりと毛先からとかしてくださいね。
ブラッシングのやり方については、こちらで詳しく解説しています。
入浴中のダメージケア
シャンプー剤の泡立ちをよくするために、髪と頭皮を十分にぬらして予洗いをします。これは、髪にダメージを与えずに、頭皮をまんべんなく洗うための重要なステップです。 それから、シャンプー剤をしっかり泡立てて毛先や頭皮にのせ、マッサージをするように指の腹を使って洗います。原液のままのシャンプーはすべりが良く、ゴシゴシ洗ってしまいやすい状態です。強く洗えば頭皮や髪のキューティクルに刺激を与えてしまいます。濃密な泡は強い力が加わってしまったときのクッションとなり、ダメージの原因になる摩擦を軽減します。 また、湯船に浸かっている時間を有効活用して、ヘアトリートメントヘアマスクをするのもおすすめです。枝毛や切れ毛などのダメージにアプローチする毛髪補修成分を配合したヘアトリートメント剤が、浴室に充満する蒸気を受けて髪に密着し、内部まで深く浸透します。さらに、キューティクルを整えて、ゴワゴワしていた髪を指通りのよいなめらかな状態に導きます。 ヘアトリートメント剤ヘアマスク は、毎日のヘアケアで必ず使うアイテムではありませんが、定期的に使用するのとしないのとでは、髪の質感に大きな差が出てくるでしょう。
ダメージヘアの補修にも役立つシャンプー剤の選び方については、こちらで詳しく解説しています。
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入浴後のダメージケア
入浴後のぬれた髪は、キューティクルが開いたダメージを受けやすい状態です。手早く乾かしましょう。 ドライヤーの熱に当たる時間を短縮するために、まずはタオルで髪に残っている水分を吸収する「タオルドライ」をします。このときに、ごしごしとこすらないようにしてください。強い摩擦がキューティクルを破損し、健やかな髪を保つタンパク質や水分が流出してしまうことがあるからです。 ドライヤーは、髪の根元や前髪から乾かしはじめ、キューティクルの流れにそって根元から毛先に向かって風を当てます。うろこ状のキューティクルがきれいに整い、髪がつややかに仕上がりますよ。ドライヤーをかけるときは、熱によるダメージを和らげるアウトバストリートメントを塗布するのがおすすめです。
髪の乾かし方については、こちらで詳しく解説しています。
日中のダメージケア
朝の身支度や化粧直しのときのヘアスタイリングには、アウトバストリートメントを活用しましょう。水性成分と油性成分が健やかな状態を保ちながら、ダメージを引き起こす熱や乾燥から髪を保護します。ウォータータイプからオイルタイプまで種類が豊富なので、使い心地や仕上がりの質感で自分の髪に合うものを見つけてくださいね。 アウトバストリートメントは、髪の乾燥や指通りの悪さを感じたら、いつでもどこでも手軽に塗布できるので、ダメージケアに大活躍します。紫外線が気になるときは、保湿成分を含んだアウトバストリートメントを選ぶとよいでしょう。
アウトバストリートメントの選び方については、こちらで詳しく解説しています。