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SKINCARE 17

洗顔の「タイミング」とは?朝と夜の洗顔時間やアフターケアを紹介

洗顔は、スキンケアの基本といわれています。とても大切な過程だとわかっていても、「なんとなく」という感覚を頼りに毎日行っていませんか? 洗顔にも、肌を美しく健やかに保つために効果的なタイミングや、やり方があります。この機会にいままでの習慣を見直して、あなたが思い描く理想の肌に近づける洗顔を実践しましょう。

「朝洗顔」と「夜洗顔」の違いとは?洗顔時間のタイミングは?

一般的には、朝と夜の1日2回を目安に、洗顔料を使って顔を洗うのが理想とされています。頻繁に洗顔をしすぎると、肌を守るために必要な皮脂まで奪ってしまうからです。朝の洗顔(朝洗顔)と夜の洗顔(夜洗顔)では、肌のお手入れにおける役割は異なります。それぞれの役割について、肌のお手入れに効果的な洗顔時間のタイミングとあわせて説明しましょう。

「朝洗顔」は起床後に

入浴時に洗顔した後は、夜は室内で寝ているだけなので、朝の肌は汚れていないと思っていませんか? 実は、人間は寝ている間も汗や皮脂を分泌していて、それらが混ざり合った皮脂膜が肌を守っています。肌の潤いを保つための皮脂も、肌表面に長時間放置されていると、活性酸素という物質と結びついて「過酸化脂質」に変化し、肌荒れや毛穴の黒ずみなどを引き起こす原因となります。つまり、朝洗顔をしないでいると、肌の汚れを残したまま、そのうえからメイクでフタをすることになってしまうのです。
洗顔料を使わずに、水やぬるま湯だけで洗顔をしている人もいるかもしれません。しかし、皮脂汚れは油分なので、水やぬるま湯だけでは落としきれません。過酸化脂質を増やすきっかけを残してしまいます。
朝は、肌に長時間残った皮脂汚れを、できるだけ早めに洗い流すことが大切です。また、油性のメイクをはじく皮脂汚れが肌表面に残っていると、化粧ノリも悪くなります。できれば起床後すぐに、洗顔料を使って顔を洗いましょう。気持ち良く一日をスタートするなら、朝洗顔を習慣にして肌の環境を清潔に整えたいですね。 朝洗顔については以下で詳しく紹介しています。

「夜洗顔」はお風呂の時間に

夜洗顔には、日中についたメイク汚れや皮脂汚れをきちんと落として、洗顔後に塗布する保湿成分を角質層に浸透しやすくする役割があります。クレンジング剤でメイクを浮かせて落としてから、洗顔料を使って汗や皮脂、肌表面に付着したほこりや汚れなどを洗い流しましょう。忙しい人は、ダブル洗顔不要のクレンジング剤を活用すると便利です。
洗顔時間のタイミングは、入浴時がおすすめです。入浴によって顔全体が温まり、さらに湯気(蒸気)を浴びて毛穴が開きやすくなっているため、汚れや肌くすみの原因である古い角質を効率よく落とせます。
入浴時は、髪や体を洗った後、出る直前に洗顔するのがポイントです。シャンプー剤やコンディショナー剤が肌についたまま、すすぎ残しがあると、それらが刺激になって肌荒れを起こす場合があるからです。
また、洗顔後の肌は潤いを保つ皮脂が多く洗い流されて、乾きやすくなっています。その状態を長く放置すると肌の乾燥が進んでしまうので、洗顔のタイミングは「すぐに保湿に取りかかれる入浴時間の最後に」と覚えておきましょう。

毎日の洗顔で注意したい4つのポイントは?

間違った洗顔に共通しているのは、肌ダメージにつながる刺激を与えすぎることです。潤いを保つために必要な皮脂や、角質層にある保湿成分まで洗い流してしまったり、ゴシゴシとこすったりしてしまうと、かえって肌に負担をかけてしまいます。洗顔をするときは、これからお伝えする4つのポイントに注意しましょう。

肌への摩擦を減らす

洗顔をするときは、弾力のある濃密泡をつくるのが基本です。手を逆さにしても落ちないくらいまで泡立てましょう。泡立てが苦手な人は、泡立てネットや洗顔泡立て器を上手に利用するのがおすすめです。泡のクッションが、皮脂汚れを吸着しながら、肌の潤いを保つ角質層を傷つけないように摩擦を軽減します。汚れをしっかり落とそうとして肌をゴシゴシとこするのは避け、卵を洗うようなやさしい力加減で洗顔してくださいね。洗顔後に顔に残った水分をぬぐうときも、タオルで軽く押さえて肌に負担をかけないのがポイントです。

お湯はぬるめの温度にする

お湯の温度は、顔の表面温度に近い32~34度にするのが最適とされています。それよりも熱いお湯で洗うと、潤いを保つ皮脂を必要以上に洗い流してしまい、乾燥を招いたり、肌のキメが粗くなって毛穴が目立ったりするといった肌悩みにもつながります。一般的に、体温が36.6~37.2度くらいなので、お湯に触れて少し冷たいと感じる温度が目安です。

シャワーのお湯を顔に直接あてない

洗顔料を洗い流すときは、洗面器にためたお湯を使うか、蛇口やシャワーから出るお湯を、一旦、手で受けてから顔をすすぎましょう。高い水圧は薄く繊細な肌に物理的な強い刺激を与えてしまいます。水圧による衝撃をやわらげるためにも、シャワーのお湯を顔に直接あてて洗顔料を洗い流すのはなるべく避けてくださいね。また、全身に浴びるシャワーはお湯の温度が高くなりやすいものです。洗顔に使用するには熱すぎる場合があるので、温度調節にも注意しましょう。

洗顔料はすすぎ残しがないように

すすぎ残しがあると、洗顔料の成分が刺激になって乾燥や肌荒れの原因にもなってしまいます。フェイスラインや髪の生え際まで丁寧に、20回くらいを目安にすすぐようにしましょう。また、洗うときは、20秒ほど時間をかけると顔全体をまんべんなく洗うことができるとされています。洗顔は、洗うのもすすぐのも「20」という数字がキーワードと覚えておくといいですね。

正しい洗顔方法とアフターケアの流れは?

これまでにお伝えした洗顔の注意点に気をつけながら、簡単3ステップの正しい洗顔方法を実践してみましょう。肌表面の汚れをきれいに落とせたら、早めにアフターケアに取りかかるのが健やかな肌を維持する秘訣です。

簡単3ステップの正しい洗顔方法

簡単3ステップ

  • 顔全体をよくぬらしてから、手のひらや泡立てネットなどで洗顔料を泡立て、できた泡を肌にのせます。
  • Tゾーンやあごなど皮脂分泌が多い部分から、くるくると円を描くように優しく洗い始めます。乾燥しやすい目元や口元などは、泡をのせるだけでも十分です。
  • 洗顔料が肌に残らないようにしっかり洗い流します。
マッサージをかねて、洗顔料を顔に長時間つけたままで過ごすことがあるかもしれません。マッサージクリームや兼用タイプを除き、洗顔料はなるべく早めにすすぎ流しましょう。また、先述したように、洗顔は泡立てが大切です。しっかり泡を立てないと、汚れや肌をくすませる古い角質の落ち方が甘くなるだけではなく、肌に負担がかかります。

正しい洗顔方法については以下で詳しく紹介しています。

洗顔後は早めにアフターケア

洗顔によって、肌の潤いを守る皮脂膜や、角質層にある保湿成分が一緒に洗い流されてしまいます。また、肌表面に残った水分が蒸発するときに角質層の潤いが一緒に奪われ、とても乾燥しやすい状態です。洗顔後はできるだけ早く、化粧水や乳液・クリームなどで保湿をするように心がけましょう。

化粧水の使い方

化粧水を手のひらにとり、両手で顔を包み込むようにして、ゆっくりと角質層へ浸透させます。コットンを使用する場合には、化粧水をコットンにたっぷり含ませてから肌になじませましょう。化粧水の量が少ないと、コットンによる摩擦が強くなり、肌に負担をかけてしまいます。

乳液・クリームの使い方

化粧水の後は、油性成分を含む乳液やクリームで肌表面に保護膜をつくって保湿をします。化粧水同様に両手を使い、内側から外側へ軽く押さえるようになじませましょう。
朝は化粧ノリを良くして崩れを防ぐ軽い質感の化粧品を、夜はスキンサイクルに働きかけながら健やかな状態に整える高保湿の化粧品を選ぶのがおすすめです。必要に応じて、美容液やアイクリームなどをプラスしてくださいね。 スキンケアの基本や化粧品の役割については以下で詳しく紹介しています。

朝洗顔と夜洗顔でクリアな肌を保とう

肌のお手入れは、落とすケアよりも、化粧水や美容液などの塗るケアに力を入れてしまいがちです。しかし、汚れをきちんと落とさなくては、洗顔後に使用する保湿化粧品が角質層へ浸透しにくくなります。朝洗顔と夜洗顔の役割を理解して、心地よい肌を一日中感じられるスキンケアを続けましょう。 BOTANISTの「ボタニカルフェイスウォッシュ」は、植物の構造から着想を得た弾力泡で肌の汚れを落とす洗顔料です。肌をクリアに洗浄して、豊かな潤いを受け止める準備をサポートします。
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