BOTANIST Journal 植物と共に生きる。

BOTANIST journal

SKINCARE 15

保湿重視の乾燥肌対策!カサカサ肌に気づいたらスタートしたいスキンケア

エアコンが効いた部屋で過ごす快適な生活や、動画に夢中で夜更かししてしまう不規則な生活は、だれにでも心当たりがあること。これらは肌トラブルを引き起こす乾燥肌の原因になります。さらに、加齢による保水力の低下は肌の乾きに追い打ちをかけてしまいます。毎日を明るく過ごしたいなら、潤いのある健やかな肌で気持ち良くいたいですよね。肌が乾く原因や化粧品の選び方など、乾燥肌対策に役立つ情報を紹介します。

さまざまな肌トラブルの原因に?乾燥肌について理解を深めましょう

鏡をみて肌について考える

乾燥肌は、肌トラブルを招きやすい状態にあります。肌が乾燥する原因はさまざまありますが、なかには、毎日のスキンケアが乾燥を悪化させている場合も考えられます。乾燥肌対策を始めるなら、まずは、肌の状態を知ることが大切です。

乾燥肌とは、どんな状態なの?

肌の表面にある角質層は、レンガ塀に似た構造になっています。角質細胞をレンガに見立てると、そのすき間を埋めるセメントにあたる部分が細胞間脂質です。天然保湿因子(NMF)を含む角質細胞と、セラミドをはじめとする細胞間脂質の働きによって肌の潤いが保たれているのです。しかし、気温や湿度の変化といった外的要因や、年齢とともに保水力が低下することなどによって、水分を保つ機能が弱り、肌が徐々に乾きやすくなります。

乾燥肌は肌触りがカサカサして、ときには肌表面が粉をふいているように見えることもあります。また、角質層に水分量が保てず、洗顔後に肌のツッパリを感じることもあるでしょう。

乾燥肌の原因とは?

乾燥肌を招いてしまう主な原因は2つ。それは、「乾燥しやすい周囲の環境」と「潤いを保つ力の低下」です。

冬の屋外は乾燥しやすいことは、よく知られています。では、外気の湿度が高い夏や、冬の室内が乾燥しないかというと、そうではありません。室内の温度を調整するために使用するエアコンは、空気中の水分を吸い込んでしまうため、長時間使用していると部屋が乾燥してしまいます。一年を問わず、屋内外で湿度が低く、乾燥した状態が続けば、角質層に蓄えられた水分が奪われ、乾燥肌を招くことがあるのです。

また、不規則な生活や加齢により肌のリズムが乱れると、角質層の潤いを保つ力が弱くなり、肌の水分が蒸発しやすい状態になります。加えて、洗顔のしすぎや、ゴシゴシとこするような強い摩擦、保湿が十分でないスキンケアも肌が乾燥する原因となります。

乾燥肌が引き起こす肌トラブルとは?

乾燥した肌は、角質層の水分量が少ないだけでなく、表面を保護する皮脂膜も薄くなっている状態です。そのため、外からの刺激を受けやすく、肌トラブルを招きやすくなります。乾燥肌であることを自覚していなくても、「肌のキメが荒くなった」、「肌がカサカサする」といった悩みを感じるかもしれません。また、乾燥により肌のリズムが乱れると、古い角質が残りやすくなるため、肌がくすんでいるように見えることもあります。

加えて、肌の乾燥はニキビを引き起こす可能性もあります。角質層の乾燥を防ごうとして皮脂分泌が過剰になったり、肌の弾力が失われて毛穴が詰まりやすくなったりして、ニキビが発生しやすくなるのです。

順番は?注意点は?乾燥肌対策スキンケア

スキンケアの使う順番

30代を過ぎると、ほうれい線が気になる人も増えます。実は、この「ほうれい線」も乾燥肌と深い関わりがあるのです。肌が乾燥すると弾力が低下して、エイジングサインとしてほうれい線が現れてしまうからです。
潤いのある健やかな肌を目指すなら、年齢に応じた、正しいスキンケアを意識することが大切です。肌に潤いを保つスキンケアのポイントを見てみましょう。

STEP1

クレンジング剤・洗顔料

まずは、肌表面に残る汚れをしっかり落とすのがポイントです。メイクや毛穴に汚れが詰まっていると、化粧品で与える保湿成分が角質層へ浸透する妨げとなってしまいます。クレンジング剤や洗顔料を使ってきれいに洗浄しましょう。

クレンジング剤・洗顔料を使用するときの注意点

角質層は摩擦などの物理的な刺激に弱く、傷ついてしまうと、水分が失われやすくなります。こすり取るようなクレンジングや、ゴシゴシと摩擦を与えるような洗顔方法は避けましょう。

STEP2

化粧水

続けて、角質層を潤いで満たして、肌の調子を整えます。乾燥でカサカサしていた肌触りが保湿によって柔らかくなり、次のステップで使用する乳液・クリームの保湿成分を角質層に浸透しやすくします。

化粧水を使用するときの注意点

化粧水の塗布にコットンを使用する場合には、ゴシゴシとこすったり、たたいたりするのは控えましょう。角質層が傷つくと水分が蒸発しやすくなるので、肌を摩擦しないようにコットンには化粧水をたっぷりと含ませ、軽くすべらせるように塗布します。手で塗布する場合は、手のひらに適量を取り、顔全体を優しく押さえるようになじませてください。肌が温まることで、化粧水が角質層に浸透しやすくなります。

STEP3

乳液・クリーム

化粧水で与えた潤いが蒸発しないように、適度な水分と油分で肌表面をフタのように覆います。30代に入る頃から皮脂分泌量が低下し始めるといわれています。肌の乾燥が気になり始めたら、保湿とともに、積極的に油分を補うようにしましょう。

乳液・クリームを使用するときの注意点

乳液やクリームを顔全体になじませるときは、強くこすらないように肌を優しく押さえます。ベタつきが苦手な人は、ライトな使い心地のものから試してみてはいかがでしょうか。乳液・クリームは乾燥肌対策には欠かせないアイテムです。普段から使い慣れていない人は、少量ずつ肌に塗布し、なじませてみましょう。

STEP4

美容液・アイクリームなどのスペシャルケア

特に乾燥が気になる目元と口元は、美容液やアイクリームといった、保湿成分や油分を多く含むアイテムをプラスするのがおすすめです。使うタイミングはアイテムによって異なり、乳液・クリームの後に使用するものと、化粧水の直後に使うものがあります。使用方法を確認し、正しいタイミングで適切に取り入れましょう。

美容液・アイクリームなどを使用するときの注意点

数種類のプラスアイテムを使用する場合は、水分含有量が多いものから使うのがポイントです。油分が多い、もしくは粘度が高いものを先に使用してしまうと、その後に使用するアイテムが角質層に浸透するのを妨げてしまう場合があります。また、アイテムごとに、適切な量を使用することも大切です。量が少ないと指のすべりが悪くなり、肌を強くこすってしまいがちです。目元や口元は、ほかの部分に比べて角質層が薄いため、少しの刺激で肌悩みが増えかねません。せっかくのプラスケアが逆効果にならないよう注意しましょう。

毎日のスキンケア習慣で肌を潤す、乾燥肌向け化粧品の選び方

BOTAST EVER

角質層に潤いが満たされていれば、しなやかな柔軟性を保ちやすくなりますが、乾燥がひどい場合は、角質層の表面がめくれ上がってしまいます。角質層が乱れると水分が蒸発しやすくなるだけでなく、雑菌が侵入して肌トラブルを起こすことがあります。そのため、乾燥肌には角質層にしっかり水分を補給するスキンケアが必要です。

肌の潤いをサポートする化粧品の選び方にはコツがあります。潤いに満ちた健やかな肌を目指すために、選び方を覚えておきましょう。

ITEM1

クレンジング剤・洗顔料

クレンジング剤は、潤いを守るために適度に油分と水分を含んだ、とろみのあるミルクタイプやクリームタイプを選びましょう。肌に必要な皮脂を奪いすぎず、摩擦を軽減しながら汚れを落とします。乾燥肌が気になる人は、洗浄力が強すぎないクレンジングや洗顔料を選ぶとよいでしょう。

EVERグロウクレンジングバーム

BOTANISTの「EVERグロウクレンジングバーム」は、ダブル洗顔が不要です。肌を保湿し柔らかく整えるオイル成分を多く含んでいるので、肌を柔らかくしながらメイクや毛穴汚れ、古い角質を優しく落とします。洗い流した後も適度な潤いが残ります。

ITEM2

化粧水

化粧水は、保湿力が高いものを選ぶのがおすすめです。ただし、肌の内側が乾燥し、表面のべたつきを感じるインナードライ肌の場合は、さらっとしたライトな使い心地の化粧水を選び、肌のうるおいを感じるまで重ねづけするとよいでしょう。

EVERグロウローション

「 EVERグロウローション」は、BOTANISTが世界で初めて処方したエゾノチチコグサ(蝦夷父子草)由来の植物エキス(保湿成分)を配合した化粧水です。肌の変化に寄り添いながら、みずみずしさをたっぷり蓄えた肌へ導きます。

ITEM3

乳液・クリーム

乾燥が気になるときは、角質層の水分を抱え込んで保持するグリセリンやセラミド、ヒアルロン酸などの保湿成分を含む乳液やクリームがおすすめです。肌の乾燥が気になり始めた人は乳液を、深刻な乾燥肌に悩む人は油分を高配合したクリームを選ぶとよいでしょう。

EVERグロウクリーム

肌に潤いとハリを与える「EVERグロウクリーム」は、BOTANISTこだわりの保湿クリーム。植物の花・実・葉などから抽出し、それぞれの特性を生かして独自ブレンドしたボタニカルメソッド成分とグリセリン(ともに保湿成分)を配合しています。

ITEM4

スペシャルケア(美容液・アイクリームなど)

乳液・クリームと同様に、保湿力の高い成分を配合しているものを選ぶとよいでしょう。スペシャルケアも、使い続けることで、エイジングケア(年齢に応じたスキンケア)をサポートします。気軽に使い続けられるアイテムを選んで、毎日のスキンケア習慣に取り入れましょう。

EVERグロウセラム

とろみのあるリッチなテクスチャーの「EVERグロウセラム」は、化粧水で整えた後の肌に4~5滴なじませるだけ。毎日のスキンケアに簡単にプラスできる高保湿美容液です。角質層全体を濃密に潤し、みずみずしい輝きとハリを与えます。

水分を与える正しいスキンケアで、乾燥が気にならない肌を目指しましょう

スキンケア習慣の見直しは、ゴールが遠い大変なことに感じますか?

ちょっと目線を変えて、肌本来の美しさを目指すのが目標だと考えれば、ハードルが少し下がるでしょう。汚れを落とす、水分を補う、潤いを保つという基本のスキンケアを毎日正しく行えば、しっとり健やかな肌に近づきます。保湿効果のある化粧品を上手に選んで、乾燥が気にならない肌を目指してくださいね。あなたにとってスキンケアが楽しい習慣になりますように。