アウトバストリートメントの選び方&使い方!特別な保湿ヘアケアをより手軽に | ボタニカルライフスタイルマガジン - BOTANIST Journal

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アウトバストリートメントの選び方&使い方!特別な保湿ヘアケアをより手軽に

アウトバストリートメントは、髪の保湿ケアが手軽にできるアイテムとしておすすめです。アウトバストリートメントを習慣にすれば、潤いのある健やかな髪を維持できるでしょう。今回はアウトバストリートメントの役割や使い方、おすすめのアウトバストリートメントを髪の悩み別に紹介します。

「アウトバストリートメント」とは?

ヘアトリートメントは、「インバストリートメント」と「アウトバストリートメント」の大きく2種類に分けられます。

インバストリートメントは、お風呂で使用する(=インバス)、洗い流すタイプのトリートメントです。一方でアウトバストリートメントは、お風呂上がりや洗髪後のドライヤーをかける前の髪に使う、洗い流さないタイプのトリートメントです。

インバストリートメントも、アウトバストリートメントも、ダメージを受けた髪にタンパク質や油分、水分を浸透させて健やかな状態を保つ基本的な働きは変わりません。アウトバストリートメントには、これに加えて別の役割があります。洗い流さないことにより、「紫外線による乾燥」や「ドライヤー・ヘアアイロンの熱」といった、髪へのダメージをより深刻にする外的刺激から髪を守りながら、ヘアスタイルを整える役割です。

アウトバストリートメントは、ドライヤーで乾かす前に、髪が湿っている状態で使用するのがおすすめです。また、髪の乾燥対策として外出前に使うのもよいでしょう。

アウトバストリートメントの種類や使い方

洗面台の上のアウトバスアイテム

アウトバストリートメントは、髪にスプレーして使用する化粧水のようなものから、手で塗ってなじませる乳液やクリーム状のものまでバリエーションが豊富です。代表的なアウトバストリートメントについて、種類別に髪への働きや使い方を紹介します。

ヘアウォーター/ヘアミスト

水を主成分に、保湿成分を加えた液体状のトリートメントです。髪にスプレーするだけで、簡単に潤いを補給できます

髪への働き

髪を重く見せずにまとめる、軽い使用感が特徴です。紫外線による乾燥ダメージから髪を守り、潤いを保ちます。

使うタイミング

ヘアウォーターやヘアミストは、いつでもどこでも手軽に使えるのが魅力です。髪の乾燥が気になったときに、シュッとひと吹きするだけで髪を簡単にまとめられるので、朝の身支度を「時短」したい人や寝ぐせが気になるときにおすすめです。また、使用後に手がベタつかないので、化粧直しとして髪を整える際にも使いやすいタイプです。

続けやすい簡単な使い方

タオルで余分な水分を吸収した後の湿った髪にも、乾いた髪にも使用できます。適量を髪全体にスプレーして、コームや手ぐしでよくなじませます。指通りが悪い部分やダメージが気になる部分には、やや多めにスプレーするのがポイントです。

ヘアオイル/ヘアミルク

ヘアオイルは、植物や鉱物由来のオイルを主成分とするトリートメントです。ヘアミルクは、水や保湿成分などの液体に、ヘアオイルに使用されるオイルを混ぜて乳液状にしています。髪をコーティングして必要な油分を補うので、アウトバストリートメント初心者にも使いやすいタイプです。

髪への働き

ヘアオイルは髪になじみやすく、髪表面をコーティングして水分の蒸発を防ぐ保湿力の高さが特徴です。ヘアミルクは、水分含有量が多くみずみずしい感触なので、軽めの仕上がりを好む人におすすめです。
紫外線や熱による乾燥ダメージでごわついた髪を潤いで満たし、しなやかに整えます。広がりやすいくせ毛をまとめるほか、髪のもつれを防いで、枝毛や切れ毛を防ぐ働きもあります。

使うタイミング

髪にウェット感を出したいときや、パーマヘアのカールを際立たせたいときのヘアスタイリング剤としても使える、とても便利なアイテムです。

続けやすい簡単な使い方

髪の余分な水分をタオルで吸収してから、髪全体に適量をなじませます。つけすぎると髪がベタついてしまうので、少量を手のひらにのばしてから、毛先を中心に数回重ねづけするとよいでしょう。その後、コームや手ぐしで髪をすいて、ドライヤーで乾かします。 指通りが悪い部分やダメージが気になる部分には、多めに塗布するのがポイントです。乾いた髪にも使えて、ヘアスタイリングの仕上げに少しだけつけるとつやが出ます。

ヘアバーム/ヘアクリーム

ヘアバームは、ヘアオイルを固形状にしたものと考えるとイメージしやすいかもしれません。ヘアクリームは、ヘアミルクよりもオイルを多く含み、こってりとした質感のトリートメントです。髪に潤いを閉じ込めるので、乾燥がひどく広がってしまう髪をまとめるのに向いています。また、頭頂部から数本飛び出ている髪をおさえたいときにも便利です。

髪への働き

濃密なヘアバームやヘアクリームは、ほかのアウトバストリートメントに比べて「保湿力」と「皮膜力」に優れているのが特徴です。髪に水分と油分を適度に補うので、くせ毛が余分な水分(湿気)を吸収するのを防ぎ、うねりを生じにくくします。

使うタイミング

ヘアスタイリングのときに使うのがおすすめです。キープ力は強くありませんが、髪をしっとりつややかにまとめます。毛先にもみ込んで、動きのあるウェットスタイルやニュアンスのある「束感」スタイルを楽しめます。

続けやすい簡単な使い方

タオルで余分な水分を吸収した後の湿った髪にも、乾いた髪にも使用できます。ヘアバームを手のひらにとり、体温で溶かしてから髪になじませてください。指通りが悪い部分やダメージが気になる部分を中心に、少しずつ重ねづけするとつやのある軽やかな仕上がりになります。

ミルク、オイル、クリーム…。髪の悩み別におすすめのアウトバストリートメント

毛先を気にする女性

アウトバストリートメントにはさまざまな種類があるので、使うタイミングや髪の仕上がりに応じて選べるのが大きな特徴です。しかし、選択肢が多いと、どれを使えばよいか迷ってしまいますよね。先述したアウトバストリートメントの種類の中から、髪の悩み別におすすめを紹介しましょう。

寝ぐせではねやすい、乾燥した髪を軽やかにまとめたい

寝ぐせが気になるときや、軽やかにまとめたいときには、ヘアウォーターまたはヘアミストがおすすめです。 液体状なので保湿成分が乾燥した髪の芯まで浸透しやすく、油分が少ないので軽やかにまとまります。スプレーするだけで髪の根元まで湿らせて寝ぐせを直せるので、忙しい朝の心強い味方になるでしょう。

つやがなく、傷んでごわついた髪の指通りをなめらかにしたい

つやを出し、なめらかな指どおりを求めるなら、ヘアオイルがおすすめです。 オイルが開いたキューティクルをコーティングして、潤いを与えながら水分の蒸発を防ぎます。髪表面をなめらかにして指通りをよくするので、乾燥が原因でごわついた髪のケアにぴったりです。また、オイル成分が光をきれいに反射して、髪につややかな印象を与えます。

枝毛や切れ毛が気になる、パサつく髪をしなやかにしたい

髪へのダメージを防ぎ、しなやかなスタイルを保ちたいならヘアミルクがおすすめです。 乾燥で髪の外に逃げてしまった水分を補い、油分が潤いをとどめるので、パサついた髪のケアに適しています。ハリやコシのある健やかな髪に保つので、手触りがしなやかに。さらに、気になる枝毛や切れ毛を防ぎます。

乾燥すると広がりやすいくせ毛をまとめて、つやもほしい

くせ毛が気になる人や、しっかりとつやを出したい人は、ヘアバームやヘアクリームがおすすめです。 かための質感で髪表面をしっかりコーティングして、オイルが潤いを保ちます。乾燥がひどく、広がりやすい髪に最適なトリートメントです。髪をきれいにまとめて、適度な油分が美しいつやを与えます。

髪質に合ったアウトバストリートメントを選んで、潤いのある髪を目指しましょう

アウトバストリートメントは、洗い流さなくてもいいので、いつでも手軽に使えるヘアケアアイテムです。今回紹介した選び方を参考に、自分の髪質に合ったアウトバストリートメントを選んでくださいね。潤いのあるつややかな髪を目指しましょう。

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