BOTANIST Journal 植物と共に生きる。

BOTANIST journal

BODYCARE 01

乾燥肌を招く原因は間違った入浴習慣!正しい習慣で潤い肌へ

古くから入浴習慣があったといわれる日本では、7割以上の人が毎日お風呂に入るといわれています。なかには朝と夜など、1日2回以上入浴するほどお風呂が好きな人もいるかもしれません。 今回は、お風呂と肌に関するお話を少しさせてください。

乾燥肌を招く、間違ったお風呂の習慣

入浴するだけでからだがあたたまって、なんだか健康的なイメージがありますが、実はお風呂での間違った習慣は乾燥肌の原因になることもあるのです。具体的には、以下のようなことが挙げられます。

CHECK

  • 熱いお風呂
  • 硬いボディタオル
  • ゴシゴシ力を込めて洗う
  • 洗浄力が強すぎる洗浄料を使う

40℃以下のぬるま湯でさっと入浴

熱すぎるお湯につかると、肌の潤いを保つ成分や皮脂が必要以上に奪われてしまい、乾燥肌を招きます。体温より少し高めの40℃以下、「少しぬるいかな」と感じる程度のお湯が入浴には最適。ただし、ぬるめのお湯でもゆっくりつかるというのは実はお肌にはよくありません。長すぎる入浴もお肌の保湿成分が流出するため、「40℃以下のお湯に10分以内」を心がけましょう。
洗い場では洗面器で足湯をすると冷え防止に

冬場、髪やからだを洗うときに冷えを感じる人は、足湯をしながら洗うのがおすすめ。冷えやすい下半身があたたまり、血のめぐりもよくなりますよ。

肌は傷つきやすいのでゴシゴシ洗いはNG

肌は意外と傷つきやすいので、硬いボディタオルでゴシゴシ洗うのはNG!ゴシゴシこすると皮膚のバリア層が傷つき、肌の水分を保護する機能や外部からの異物侵入を防ぐバリア機能が壊れてしまい乾燥肌の原因に。手のひらであわ立てた石けんで、汚れを落とすので十分。気になるときは、適度な硬さのボディーブラシやスポンジでやさしく洗うのがおすすめです。

やさしい洗浄料で肌に必要な油分を守る

夏は、汗などで肌がベタベタするのでゴシゴシ洗いたくなりますよね。ただし、肌には水分だけでなく、水分を保護する皮脂も必要。必要な油分まで奪ってしまうと、さらに肌を守ろうと皮脂が過剰に分泌し、べたつくのに潤い不足の肌をまねくことも。洗浄力の強すぎる洗浄料は避け、弱酸性など低刺激性の洗浄料でやさしく洗うようにしましょう。

お風呂上がり5分以内に保湿ケア

お風呂上がりの濡れた肌は、乾燥しやすくデリケートな状態。保湿しないままでいると、水分がどんどん蒸発し、カサカサの乾燥肌を招きます。30分以上放置すると肌の水分量は入浴前より低くなるため、入浴前より水分が保たれている5分以内にアウトバスケアで保湿することをおすすめします。

おわりに

疲れたからだを癒し、あたためてくれるお風呂。肌にも良さそうなイメージですが、実はお風呂での間違った習慣が乾燥肌の原因になることもあるんですよね。お湯の温度や入浴時間、洗浄器具や洗浄料、洗い方や保湿ケアなど、注意するように心がけましょう。お風呂での正しい習慣を知り、水分と油分の保たれた美しい肌を維持したいですね。