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LIFESTYLE 13

花のある暮らし 「ラナンキュラス」

ほんわり丸く、カラフルなラナンキュラス。花屋に並ぶのは冬から春の限られた期間のみで、その愛らしい姿を毎年大勢のファンが心待ちに しています。これからの季節に大活躍するラナンキュラスですが、近年、切り花を中心に日進月歩で品種改良が進み、続々と新品種が誕生しているのをご存知でしょうか?

16世紀のトルコで始まったといわれるラナンキュラスの品種改良は、ここ数十年で一気に加速しました。 花色については「無い色はない」と言われるほどまでに豊富で、定番のビビッドカラーはもちろん、くすみピンクやベージュなど、現代的なニュアンスカラーも増えてきています。 さらに、花弁の形状や質感も様々で、フリル状に波打つもの、芍薬の用に豪快に広がるもの、ワックスを塗ったようなツヤがあるものなど、一度には挙げ切れないほどです。
品種改良の進歩の具合は、誰もが名前を知るバラやダリアを例えに、その花が人々に求められている度合いに比例します。そのことから、フローリストですら追いつくのに精一杯なほど、毎年のように新品種が次々と発表されているラナンキュラスが今、いかに人気であるかが見て取れます。愛されもののラナンキュラスをたっぷりとお楽しみください。

湿地性カラーの愛で方

基本の下準備

・花瓶

花の長さと花瓶の高さの割合は1:1が基本。

・花バサミ

家庭用のハサミでも代用可能。切れ味の良いものを選び、清潔な状態で使いましょう。

・水切り

茎から花全体に水を運ぶ「道管」の通りを良くします。茎に付着したゼリーを洗い流したら、容器にきれいな水を張り、水中で茎の先をハサミで斜めに切り落とします。

・メンテナンス(毎日1回)
水を交換する

道管を詰まらせるバクテリアの繁殖を抑えるために水を清潔に保つのが、花を長持ちさせる秘訣です。

茎の先を切る

切り口を新しくして、水の吸い上げをよくしてあげます。

余分な葉を取る

茎の中部から下部についているので、水に浸かりやすく、浸かるとすぐに傷んで水を汚してしまいます。下の葉はきち んと切り取り、変色していたり、垂れ下がっていたりと、見栄えが悪いものがあれば一緒に取り除きます。

長さを調整する

お好みの長さにカットします。一般的なラナンキュラスの茎は中心が空洞になっている場合があるので、切る際に潰れないように、切れ味の良いハサミを使います。

花瓶に水を張る

花瓶の水を浅く張り、茎が水に浸かる部分を少なくします。ラナンキュラスは浅水でもしっかり水を吸い上げてくれるので、たくさん入れる必要はありません。水が少ない分、こまめな水換えを心がけましょう。

活ける

近年、豪華な大輪のラナンキュラスが注目を集める中、あまてらすラナンキュラスは一貫して、飾りやすい中輪サイズを生産しています。小さめのラナンキュラスはある程度長さを揃えて飾ると華やかさが増しておすすめです。

メンテナンス

ラナンキュラスの老化は、多くの場合、葉から 先に進みます。飾るうちに黄色く変色したり、垂れ下がってしまったものは取り除きます。

飾り方いろいろ

どんな飾り方をしても見栄えがするラナンキュラスは、繊細な見た目とは裏腹に、比較的長持ち。 一輪でシンプルに活けても、季節のお花と合わせても洗練されたアレンジに仕上がります。 ラナンキュラスを最大限にお楽しみいただける飾り方のアイデアをご紹介します。
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企画/取材/執筆:株式会社BOTANIC
編集:株式会社I-ne