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LIFESTYLE 03

花のある暮らし「ストレリチア」

沖縄県本島南部に位置し、「南風が吹く豊かな土地」という意味を持つ南風原町。 伝統文化、芸能に恵まれているこの街はかつて、第二次世界大戦中に激戦地となった過去を持つ。 そして今なお、歴史を伝え、平和を広める活動を続けている。 ストレリチアは、この街の想いを象徴するかのように、力強く咲き誇る。

自然の産物とは思えないような色合いとインパクトのある尖った花姿が印象的なストレリチア。
丈夫な性質から、人気の観葉植物として頻繁に見かけます。
しかし、花に関しては様々な条件が揃わないと咲かないため、日本の多くの地域では植物園の温室などで見かける程度で、実物に触れる機会はほとんど無いかと思います。

そんなエキゾチックなストレリチアの花ですが、日本との関係が薄いかと思いきや、「極楽鳥花」という和名を持っています。
南太平洋のニューギニア島やオーストラリアの熱帯雨林を中心に生息する鳥、「極楽鳥」が翼を広げて飛ぶ姿に似ていることから名前がつきました。
独特な美しさと存在感を、ストレリチアからも感じられるからか、生け花界を中心に知る人ぞ知る夏の花としてじわじわと支持を広げてきました。

ショーウィンドウの装飾や、ファッション広告などに用いられ、トレンディな花として今までにない注目を得始めています。 目も心も奪われてしまいそうなストレリチア。
その特異な美しさをより多くの人が知り、夏の定番品目として日常的に親しまれるようになる日はそう遠くないかもしれません。

ストレリチアの愛で方

基本の下準備

・花瓶

花の長さと花瓶の高さの割合は1:1が基本。

・花バサミ

家庭用のハサミでも代用可能。切れ味の良いものを選び、清潔な状態で使いましょう。

・水切り

茎から花全体に水を運ぶ「道管」の通りを良くします。茎に付着したゼリーを洗い流したら、容器にきれいな水を張り、水中で茎の先をハサミで斜めに切り落とします。

・メンテナンス(毎日1回)
水を交換する

道管を詰まらせるバクテリアの繁殖を抑えるために水を清潔に保つのが、花を長持ちさせる秘訣です。

茎の先を切る

切り口を新しくして、水の吸い上げをよくしてあげます。

花瓶に水を張る

花瓶に水をやや多めに張ります。花を長持ちさせるには水を清潔に保つのが不可欠。気温が高くなるにつれて水中の細菌が増えやすいので、毎日の水換えに加え、花瓶の内側にぬめりが出たら擦って落としましょう。

長さを調整する

水を吸い上げる面積を広くするために、切り口が斜めになるようにカットします。ストレリチアは茎が太いため、華奢なハサミだと歪んでしまうことがあります。枝切りバサミやキッチンバサミなど、しっかりとしたハサミを使用しましょう。

活ける

ストレリチアは花に重みがあり重心が偏りやすいため、安定感のある花瓶を選びましょう。それぞれ違う方向を向くように活けると、和名にもある極楽鳥が飛び回っているような躍動感を楽しめます。また今回は、ストレリチアと一緒に、JAおきなわのアレカヤシをお届けしました。ストレリチアとの相性がとても良いので様々なアレンジをお楽しみください。

メンテナンス

日数が経過すると、仏炎苞から、新しく花が起き上がり、最終的には2~3輪花を咲かせます。終わりを遂げた花は、老化を促進させる「エチレンガス」を放ち、近くの花へ影響を及ぼすことがありますので、根元からハサミで切るか、もぎ取るように取り除いてください。花をみずみずしく保つには、時々霧吹きで水分補給を行うのがおすすめです。濡れすぎないよう、少し離れた場所からふんわりと霧を吹きかけてください。

飾り方いろいろ

存在感が強く、個性的な花姿のストレリチア。初めて家に飾るという方も多いかもしれませんが、飾り方次第で様々な姿を見せてくれます。夏を鮮やかに彩る花のひとつとしてレパートリーに加えておくと、暑い季節の花の楽しみ方が広がりますよ。
Produced by BOTANIC
霽れと褻(ハレとケ) “farm to vase” をコンセプトに、良質な花を、最適な流通経路で、誠実な情報と共にお届けしています。花屋で手に入らない旬の花と、その花に関する新聞を毎月お届けする「花と新聞の定期便」を始め、新しい花の楽しみ方を提案します。

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企画/取材/執筆:株式会社BOTANIC
編集:株式会社I-ne